沖縄かりゆしFCvs横浜FC 結果

さくー

2008年10月13日 02:07

本日の対横浜FC戦は、我等が沖縄かりゆしFCが負けはしたものの、大きな収穫のあった試合でした。

まず、沖縄かりゆしFCのこれまでの九州リーグ・天皇杯・社会人リーグ等での20連勝近くを食い止めたのが、J2リーグの横浜FCと言う事を誇りに思います。

それでは本日の試合をテレビで見た限りですが、語らせて頂きます。

前半の10分は五分五分の戦いでした。
それから10分程、横浜FCがシュートの場面がたびたび見られましたが、GKの高橋・かりゆしDF陣が見事に抑えました。

横浜FCのカズのシュートを沖縄かりゆしFCDF陣は迷う事なく食い止めておりました。

前半開始35分位だった思います。
横浜FCキングカズの強烈なミドルシュートを、かりゆしの選手が体を張って防ぎました。

そのこぼれたボールをすかさずかりゆしが拾い、早いテンポで攻撃に転じました。右サイドからの素早いドリブルで浅見大地が齋藤将基選手へセンタリングを合わせました。

浅野大地選手の見事なパスを齋藤将基選手が受けて、ゴール目掛けてシュートを放ちました。ボールは相手キーパーの太ももに当たりましたが、そのボールがゴール右上に入りました。沖縄かりゆしFCの先制点です!

少ないチャンスをキチント生かした見事なシュートでした。
技術・技能的に沖縄かりゆしFCが横浜FCを明らかに上回っていました。

それからおよそ5分後だったと思います。
沖縄かりゆしFCのコーナーキック後に、横浜FCが右サイドからの攻撃に転じました。

沖縄かりゆしFCDF陣の一人がマークに付いて、他の選手2名もすかさず戻りましたが、追いつけずゴール右側にシュートを許してしまいました。

前半は中盤のボールの競り合い、ロングパス等綺麗に通り私の目から見て沖縄かりゆしFCが優勢でした。NHKの解説者もかりゆし優勢と話しておりました。

前半終了後、2ランク上の横浜FCがこのまま終わる分けがないと言う不安が過ぎりました。ただ精神面では我が沖縄かりゆしFCは強いですので、負ける感じはしませんでした。

後半が開始されました。
沖縄かりゆしFCは、前半の様な体の切れ上手なロングパスが通らなくなっておりました。前半で体力を消耗した様に感じられました。

一方の横浜FCは、それ程の疲れを見せず容赦なく攻撃をしかけて来ました。沖縄かりゆしFCは攻撃の場面が殆ど見られず防戦を強いられておりました。

しかし容赦なく迫りくる横浜FCの攻撃を、ことごとく防いでいる沖縄かりゆしFCのしぶとさ守りの強さを感じました。

後半から出場の阿部キャプテンが選手達に指示しているのが見えました。チームの核としてしっかり機能しておりました。

後半から出場の浅見和正選手が、斎藤将基選手が倒された後のこぼれたボールを前向きなミドルシュートを放ちました。

浅見和正選手は、後半出場ですので体力がありFWですが時には守りに転じる場面もありました。

横浜FC攻撃陣はことごとく攻撃を仕掛けて来ますが、沖縄かりゆしDF陣のしぶとさを感じている様子でした。

沖縄かりゆしFCは攻撃は少ないものの、キーパーの高橋が前に出ても誰かがゴールを守ると言う場面が後半に2度程ありました。

後半45分が経過し、横浜FC側に焦りを感じる様に見えました。
おそらく普通に攻撃を仕掛けても、ゴールを奪えないと感じたのでしょう!

後半のロスタイム3分、要するに試合終了およそ1分前に横浜FCが右サイドからの強いセンタリングがありました。
そのスピードの速いボールをとラッピングする事なく、いきなりボレーシュートを放ちました。

ボールはゴール右端に見事に突き刺さりました。(一瞬の出来事)
横浜FCサイドは大喜びです。
2つも格下の沖縄かりゆしFC相手に大喜び状態でした。

最後は沖縄かりゆしFCが、キーパー高橋を含む全員攻撃に転じましたが、ゴールを奪えず横浜FCに破れてしまいました。

我が沖縄かりゆしFCは破れはしたものの、相手の横浜FCはゴールを奪うのに必死でした。おそらく普通に攻撃しては、沖縄かりゆしFCのゴールを奪えないと判断したものと考えられます。

横浜FCのJ2リーガーとしての、格上としてのプライドと勝ちたいと言う執念を感じました。あのシュートは世界で通用するゴールキーパーであっても抑える事は出来ないと思う程、見事なシュートでした。

本日の試合は確かに負けはしたものの、収穫は大きな物があったと思います。体力では横浜FCに負けはしたものの、ゴールを守ると言う執念は、沖縄かりゆしFCは凄い物がありました。

それと前半の体の切れ、ロングパス等の試合運びは明らかに沖縄かりゆしFCが優勢でした。

本日の敗戦はマイナスの敗戦ではなく、プラスの敗戦と考えた方が良いでしょう!あのキングカズでさえゴールチャンスが何度もあったものの
それを許さなかった沖縄かりゆしGK・DF陣に「あっぱれ」と言いたいです。

カズの表情にさえ、不安や焦りの表情が伺えました。
横浜FCは勝ちはしたものの、楽な試合ではなかったと思います。


沖縄かりゆしFCの仲本監督・選手の皆さん、会場に応援に掛けつけて
くれたサポーターの皆さん、大変お疲れ様でした。

安田団長・かねやさん・あきさん・ねろねろさん会場での熱い声援お疲れ様でした。

次は本番の全国地域リーグです!

「勝つことばかり知りて、負けることを知らざれば、害その身に至る。」
と天下を統一した徳川家康は言っておりました。

たまには負ける事も必要なのです。

全国地域リーグを統一するには、本日の敗戦は前向きな敗戦だったと私は考えます。