戦前の勝連んちゅの苦労
下記の画像は「ワイトゥイ」と言い、農耕地へ通ずる断崖をクワや石割棒で人力掘削した農道です。
道路の中央に見える小さな物体は、中学生が自転車を走らせておりました。「ワイトゥイ」は長さ150m・高さは最高で20mあります。
長年村人は、比殿バンタの急崖の険阻な山道を昇り降りしていたが、この苦難を解消するために、昭和7年から昭和10年にかけてこの断崖を掘削・開通させました。
農道開通へ尽力した人々
第二次大戦の防空壕
しかし今の時代にこれだけの岩山を人力で掘削するなんて考えられないです。これが例え柔岩としても、相当の重労働です。
この地域の琉球石灰岩で造られた古いお墓は、この「ワイトゥイ」から産出された石ではないかと、自分勝手に想像しておりました。
記念碑
記念碑の左側に開通した日時が昭和10年と刻まれておりますが、雨や風に削られて見えにくくなっておりました。
いつの日かこの辺りは発展して欲しいです。