命乞いの電話
本日仕事中のお昼前に、58歳になる元弟子から命乞いの電話があった。 彼は超が付く程の真面目である。
民衆でタバコを吸う人を嫌う。 畑で火を燃やす人を嫌う。
地元沖縄をこよなく愛する人であり、FC琉球の応援に何度も参加した。
しかし、私以外の人とコミニケーションをとるのが下手であった。 歳下の私に兄貴と言い、よりそって来た。
彼は寂しい時、酔っ払った時、たびたび私に電話を入れてきた。
今日のお昼の電話で○察に取り囲まれ、切腹するかも知れないと熱く語っていた。 しかし彼は私の話を聞こうとせず、一方的に何かを訴えていた。
そして電話をきった。 私は彼に電話をしたが彼は電話を取らない。
今日の夕方のテレビニュースで彼は逮捕されていた。 私は彼の事が心配で警察署へ電話を入れた。48時間は面会が出来ないとの事。
彼が生きているだけで、人に傷をつけないで済んでよかった。
面会の時、まず彼の話を聞きます。 そして強く説教します。
あなたの不満は分からないでもないが、やり方が間違っていると!
おそらく彼はこの先の人生が不安なのだと思います。 私に何が出来るか分かりませんが、身近な人の自殺者をこれ以上出さないためにも、やさしく接します。